資金繰りと損益の違い

損益とは文字通り「損」と「益」で会社の儲け(或いは損失)を表します。

この損益は、売上から費用を引いたものですが、費用の中にはおカネの支出とイコールではないものが含まれます。

例えば減価償却費です。

減価償却出来る資産を100円で購入した時には、代金は100円支払いますが、会社の損益上は10年償却のものであれば100円の1/10の10円しか費用として計上されません。

会社の利益が50円でも資金繰り上は、

100円−10円=90円

50円−90円=−40円

となってしまします。

まさに「勘定合ってカネ足らず」です。

また、借入金の返済は損益上の費用ではありません。

利益が50円出ていても、借入金の返済が100円あれば資金繰りは−50円の赤字です。

資金繰りの構成要素

資金繰りとはまさにおカネの出入りです。

おカネの出入りで重要なのが「時間=いつ出入りがあるのか」です。

給料の支払い日が25日で売上金の入金日が月末で資金繰りが厳しい、というのは時間のズレはほんの少しですので影響は小さいですが、仕入代金の支払いサイトと売上金の入金サイトのが大きく違う場合、例えば仕入代金の支払いは月末〆翌月払い、売上金の入金は月末〆3ヶ月後払いで、商品仕入から販売まで1ヶ月とすると、サイトのズレは2ヶ月+1カ月=3ヶ月となります。

この状態は、仕入3ヶ月分の資金が無いと資金繰りがつかないということです。

資金繰りの最大のポイントは仕入と販売の支払い入金サイトのズレです。

逆に言えば、資金繰りを付けられる最大の要因はこのサイトのズレの修正です。

借入しても良い状態は?

①運転資金=仕入代金の支払いと売上代金の入金のズレの金額

ただし、売上代金の入金が確実に見込める場合

②長期借入=資産(設備投資)を購入する代金

ただし、減価償却しても利益が出る状態でかつ借入金の返済条件が減価償却のスケジュールと一致している場合

この様な状態のときには、健全な借入として銀行は融資を実行してくれます。

 

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