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多くの中堅・中小企業では会社経営は経営者に全ての判断が委ねられています。言いかえると経営者の一存で会社の経営がなされています。

経営戦略にしても資金繰りにしても内部管理についても、経営全てにおいて経営者が会社の舵取りを行います。

そのメリットは意思決定が迅速で経営の方向性が明確なことです。それは中堅・中小企業の経営の特徴であり、経営者の強力なリーダーシップは中堅・中小企業経営に必要不可欠なものです。

しかしこれらはあらゆる面で正に『どんぶり勘定』経営と言えるのではないでしょうか。どんぶり勘定とは色々な売上や会社のおカネと個人のおカネなどが一緒になって区別されずに未管理な状態を指しますが、おカネの面のみならず総務・人事・労務と経営全般にわたり区別や区切り仕切りのない状態も含め中堅・中小企業の経営は経営全般に亘りどんぶり勘定と言えます。

どんぶり勘定経営は経営が順調に推移している時には問題ありません。しかし、経済状況の変化・競争相手の出現・会社の規模拡大など経営環境が変わっていくと、さすがのオーナー経営者も経営のかじ取りに迷いが生じたり、あるいは一人では会社全体が把握しきれなくなったりします。そうなると『どんぶり勘定』の経営では事業運営に限界が来ます。

情報産業の発展により社会全体のスピードが速くなっています。会社の経営もスピードが第一です。いち早くどんぶり勘定経営を脱し区切りと仕切りのあるスマートな経営戦略を打ち出していくことが中堅・中小企業にも求められているのではないでしょうか。

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円高、デフレ、国内空洞化、少子高齢化、年金問題、政治空白、大震災、消費税引上げ議論、挙げればきりがないくらいに今の日本は問題山積です。問題解決の糸口も見出せないままに国内景気は一向に好転の兆しを見せてはくれません。

経営者の皆様はこの様な外的要因或いは会社内部の要因により、売り上げが伸び悩んだり、値下げを強いられたり、仕入価格が高騰したり、その結果やむを得ずリストラを余儀なくされたり、或いは後継者がいなかったり、海外展開せざるを得ない状況だったり、様々な要因により会社の経営が壁に突き当っていることも多い事かと思います。

会社経営は生き物です。呼吸を止めれば窒息します。景気回復を期待して何時になるか分からない政治のリーダーシップを待っているわけにはいきません。

この未曾有とも言うべき危機的状況のもと、経営者の皆様は当然に「次の一手」をお考えの事かと思います。「次の一手」は非常に重要です。次の一手をどう打つかで戦局は大きく変わっていくのではないでしょうか。

私はバブル崩壊以降、銀行員から再生ファンド、コンサルタントと立場は変わりましたが一貫して会社経営の改革、経営戦略の立案・実行に取り組んでまいりました。その経験を生かし経営者の皆様の「次の一手」を共に考えていきたいと思っております。

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「次の一手」の始めの一歩は、経営目標の設定です。明確で大きな目標を定めましょう。

業界シェアNo.1、新規事業の開拓、新商品の開発、海外工場進出、売上倍増、株式上場、無借金経営、M&Aによる規模拡大、・・・

目標は抽象的でもかまいません。大きな目標を掲げましょう。経営者の夢を目標に込めましょう。「夢」が重要です。経営者は夢と希望を持って会社経営をすること、夢と希望が成功への道しるべです。

経営戦略を登山に例えるなら、定めた目標は頂上です。十分な準備や装備もせずに麓からいきなり頂上を目指してもこれは無理です。道に迷ったり、息切れしたり、遭難してしまうかもしれません。備えあって憂いなしとは言いますが会社経営ではそんなにのんきな事でもありません。備え無ければ遭難だと思ってください。

また長い頂上までの登山には通過点での達成ポイントが必要です。富士山であれば5合目とか8合目の山小屋とか。一気に頂上を目指すよりも途中の達成ポイントを目指して確実に登りたいものです。この達成ポイントを会社経営に置き換えると、次の様な項目です。

来年度売上高倍増、3年以内に海外工場進出、新製品の1年以内の発売、3年以内に後継者にバトンタッチ、来年度新規出店10店舗、来店客数20%アップなど。

達成時期や目標数値を具体的に示すことがポイント地点到達の確実性に繋がります。

更に登山には道しるべや経験者の同伴、時にはベテランガイドも必要でしょう。

会社の経営方針を明確にする経営戦略の立案には、会社の進むべき方向をハッキリ定め、経営者はもとより従業員一人一人にまで会社の明確な経営目標を共有する経営計画が必要です。経営計画=経営の目標とその実践方法です。

しかし、経営計画を立てるだけでは会社は動き出しません。計画の実行に必要な要素はなにか、それは「人・物・カネ」です。 

資金調達を円滑に進めるための財務内容の戦略、それらを実践して行く社員のやる気を引き出すための会社の内部管理体制(人事考課、給与体系、採用)の整備、戦うための武器=設備投資です。

経営戦略の遂行には実はこの財務戦略内部管理体制の整備が不可欠です。

さあ、ここまで準備が整えばあとは実践です。頂上目指して登山を開始しましょう。

大部分のコンサルタントの経営計画の立案は、計画・戦略の立案にはたけていますが、往々にして計画遂行に不可欠な財務戦略と内部管理体制の整備にまでは踏み込めていません。

ブルーオーシャン戦略やランチェスター戦略などの著名な経営戦略に基づいてもっともな理屈をつけた戦略を立ても、計画を遂行出来なければ意味はありません。

計画を実際に遂行して行くのはコンサルタントではありません。経営者と社員です。社員のやる気を引き出す環境整備がとても重要です。 

遂行できない計画立案に高い費用をかけてコンサルタントに依頼したことはありませんか?

誰も手を付けていないマーケットやニッチなマーケットを探す事は容易ではありませんし、戦力(社員や設備などの経営資源)は有限です。

中堅・中小企業はその中で勝負しなければなりません。さらに、人件費や税率が高く円高や規制が多い事に加えて、人口の減少でマーケットが縮小して行く日本国内で同業他社との競争に勝ち、新興国からの安い製品に対抗するためにはどうすればいいのか?

それらの悪条件を克服していくためには競争相手より少しだけ『知恵』を絞ることで、必要最小限の費用と労力単純明快な経営計画を立て社内体制を整備して、いち早く実行することが重要な方法です。

私は銀行勤務時代に経験した銀行側から見た企業の経営戦略と、コンサルタントとして携わった顧客企業の経営戦略に加えて、ハンズオンで企業の経営企画責任者として企業内部で実践してきた経営戦略立案、実行から学んだ全てを集約・凝縮して貴社の経営戦略をナビゲーションいたします。

経営戦略は立てただけでは絵に描いた餅、実践し結果を出してこそ初めて成功です。

では、どうしたら実践できるのか!

今の会社(社員)の戦略遂行力はどうなのか?

現有戦力だけで実践できるのか?

新戦力を雇う余裕はあるのか?その費用対効果は?

戦略を実践できる保有設備はあるのか?

資金調達はどれだけできるか?

実行できない経営戦略を描いても意味がありません。

それぞれの会社の身の丈にあった、いや身の丈を少し上回る経営戦略の立案が重要です。

戦力・保有設備・資金力、それらを含めて実践できる経営戦略を目標からブレイクダウンして行きます。

経営戦略は千差万別、100社あれば100通りの戦略があるはずです。

考えることは重要ですが、悩んでいても始まりません!

私たちと一緒に始めの一歩を踏み出しましょう。

実践有るのみです!!!

コスト面

経営計画を立て実践していくには優秀な経営参謀が欲しいものです。しかし、中堅・中小企業はなかなか優秀な人材を集めることは難しいでしょうし、優秀な人材には相応のコストがかかるでしょう。

経営参謀が勤まる優秀な人材を半分以下のコストで採用すること、経営参謀を外部に求め他の企業とコストを分け合うということ、この考え方がコンサルタントに依頼するということではないでしょうか。

ノウハウ面

コンサルタントは様々な経験と実績を積んでいます。そこには経営・財務・経理・総務・労務・人事などの経営改革のノウハウが凝縮されています。また、各分野の士業事務所とのリレーションにより専門性の高いコンサルテーションが可能です。

時間を買う

社内で人材を育成するには時間とコストが掛かります。コンサルタントは即戦力。契約翌日から戦力となります。

コンサルタントにコンサルティングを依頼するという事は、時間を買うという事です。

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中堅・中小企業の経営戦略立案、財務・経理・総務の内部管理体制の構築なら「ロータス経営コンサルティング」にお任せください!経験豊富なコンサルタントによる製造業、飲食業、小売業、ホテル・旅館業、病院・医療、建設業等を対象とした経営改善・事業再生をサポートしています。また、海外進出をお考えの方には、ベトナム大手証券会社と提携したベトナム進出支援を提供しております。東京を拠点に、全国対応いたしておりますので、お気軽にご相談ください。